エヴァリュエーション・プログラム
Publiciva R2 Evaluation Program
プログラム概要
パブリシヴァでは、インターネット上で公表されている、非営利分野に関連するレポートを対象とした評価を行い、評価結果の公表を行います。この評価は、非営利分野における変革と価値創造というパブリシヴァの使命を果たすうえで、公表されているレポートの有益性を独自に評価することによって、非営利分野の主として「内部」からの変革を支援しようとするものです。したがいまして、その有益性の「最終的な」判断は、読み手がいかに活用するか、という点に関わってきます。
こうしたことから、評価に当たっては、単に「課題」のみを指摘しているレポートは高く評価されない傾向にあるでしょう。読み手にとって重要なのは、「課題を解決するための方向性」であると考えられるためです。
レポートに示されている方向性が、リーサーチャーの「仮説」に基づくものであったとしても、非営利分野に新たな視点をもたらすものであると考えられる場合には、「有益である」と判断する可能性があります。なぜならば、実際に有効性を検証するのは、読み手であり、論理的に導き出された方向性は、リーサーチャーによって検証がなされていなくても、非営利分野における変革に寄与する可能性があるためです。
このため、レポートの長短は、有益性を判断するための重要な要素にはならないと考えています。例えば、100ページ近いレポートよりも、ほんの数パラグラフのレポートの方が、より有益であると判断される可能性があります。
一方で、パブリシヴァが有益ではない、と判断したレポートおよびリーサーチャーについても、同時に公表いたします。これらは、ワーストレポート、ワーストリーサーチャーとして、それぞれ下位5位までが評価記号とともに公表されます。これらの評価結果の公表は、特定のリーサーチャーを批判、あるいは非難するためではなく、明らかな事実誤認や、あるいは誤った認識によって、かえって非営利分野の変革を抑制するリスク要因を排除することを目的としています。
パブリシヴァでは、あらゆる評価において、上位5%と下位5%を峻別することが重要であると考えています。下位5%とは、多くの場合、その影響は0(ゼロ)ではなく、むしろ-(マイナス)に作用する場合があります。非営利分野の関係者にとって、この区別は常に重要であると考えます。そして、有益なレポートはより多くの人に読まれる必要があります。
このプログラムが、非営利分野の変革に貢献することに、大変、期待をしております。
マネージングディレクター 松浦 年洋
評価方法
レポートの評価
評価方法
レポートの評価は、形式面と内容面の両面から行われます。
いずれも、レポートの相互比較による相対評価ではなく、あくまでも絶対評価により行われ、最終的に両者の合計得点により、次の5段階の評価記号が付与されます。
↑最も評価が高い
SP
A
B
C
D
↓最も評価が低い
評価基準
形式面については、課題が適切に設定されているかどうか、解決策が示されているかどうかといった点から評価が行われます。
また、内容面については、主張が明確であるかどうか、主観によらず根拠(仮説を含む)に基づいているかどうか、読み手が納得する論理的な構成になっているかどうか、新たな視点が含まれているかどうかといった点から評価が行われます。
リーサーチャーの評価
リーサーチャーは、より評価の高いレポートを公表しているかどうかにより次の5段階の評価記号が付与されます。なお、この際、評価期間中に公表しているレポート数が1以下の場合には、評価記号の付与は行われません。
↑最も評価が高い
AA
A
B
C
D
↓最も評価が低い
免責条項
このプログラムにより公表される評価結果は、あくまでもパブリシヴァが独自に行ったものであり、その最終的な判断は読み手に委ねられています。したがって、パブリシヴァが行う評価に対し、「正確である」とも「不正確である」とも述べることは適切ではありません。
また、評価に当たっては、内容についての「妥当性」についての評価は行っておりません。したがいまして、パブリシヴァが有益であると判断したレポートあるいはリーサーチャーの助言に基づき実行された施策の最終的な成果を約束するものでも、保証するものでもありません。

2008/02